


よく誤解されがちですが、Windows Vistaはけっして不便なOSではありません。
しかしながら、Vista登場初期や、後のネットブックの流行により、
Vista本来の快適さを体感できるに満たないスペックのパソコンに数多くインストールされてしまった為、
「遅いOS」としてのイメージが広がってしまったのです。
「家」と「住んでいる人」でイメージすると分かりやすいかもしれません。
家がパソコン本体、住んでいる人がOSです。
6畳一間のアパートは、一人(XP)で住むには快適ですが、二人(Vista)だとせまくてしょうがありません。
では、お屋敷(性能の高いパソコン)に引っ越したならどうでしょう。
一人ではその広さをもてあましてしまい、一部屋か二部屋しか使わなくなってしまうかも。
そこで、気の利いた執事の登場です。
上げ膳下げ膳でなにもしなくてよく(Windows Aero)、
どこにものがあるかも覚えていてくれて(検索インデックス機能)、
お茶が飲みたいと思ったらいつのまにか用意されている(スーパーフェッチ機能)。
それがWindows Vistaだったのです。
しかし、この執事。やたら体格がよく大柄なせいか小さな家では動きづらそうで、
しかも、ちょっと老齢なせいかなんだか口うるさい(ユーザーアカウント制御)のです。

そんな執事の不満点を、徹底的に改善したのがWindows7です!
これまでの気の利くところはそのままに、体型は小柄で、口うるさくも無く、
新しい家電製品(SSDやBlu-ray)も上手に使いこなせます。
ビスタさんが、庭付き一戸建て以上じゃないといまいち似合わなかったのに対し、
セブンさんは2LDKのマンションから大きなお屋敷まで、どこでもよく働いてくれるのです。
より早くなった起動とシャットダウン!
Windows 7は、Windows Vistaに比べて約23%、Windows XPに比べて15%も高速化されています!
Windows 7に標準搭載されているインターネットエクスプローラー8(Internet Explorer8)を使えば
以前のバージョンに比べて、なんと!50%以上の高速化!

大きなファイルを開く際にも高速化されています!
下のグラフは、各OSごとに100ページのpdfファイルを開く際にかかる時間を比べたものです。
Windows 7の場合、Windows XPの約半分の時間でファイルを開けます!

Windows Vistaのメモリー消費は開いたウィンドウに比例していましたが、Windows 7ではそうではありません!
ウィンドウを開いた数に関係なく一定のメモリー消費量になっています!


Windows Vistaは、XPに比べて基本メモリ消費量が多いため、
メモリの少ないパソコンだと非常に動作が重くなってしまいます。
しかし大容量メモリを搭載したパソコンであれば、XPでは上手に使いきれていなかった大容量メモリを活かして、
より快適に動作する仕組みが搭載されています。
タスクマネージャーで確認するとVistaはいつもメモリ消費量が多い、というのは大きな誤解で、
搭載したメモリを余らせずにちゃんと使用している、と考えてあげてください。

Windows XP: メモリが少なくても快適に動く! でも大量にメモリを積んでもそれほど快適にならない。
Windows Vista: メモリが少ないと動作が重い・・・。 でもメモリを積めば、積んだだけ快適になる!
Windows7では、メモリの基本消費量を減らしつつも、
大容量メモリを活かせる設計になっていますから、より快適な動作が可能です。
Windows 7: メモリが少なくてもそこそこ快適。
更にメモリを積めば、積んだだけ快適になる!
と言っても、積める量にも限界があります。
これまでどおり32bit版のWindowsでは、どんなに積んでも3.2GBまでしか認識してくれません。
オススメは2GB以上、Windows7 32bit版なら3〜4GB、
Windows7 64bit版なら積めるだけ積む!です。


メモリ消費量と同様に、Vistaで大きく誤解されていたのがWindows Aeroです。
その華麗で見栄えのする表示ゆえに、それだけ動作が重くなるのではないかと思われがちです。
しかし実際には、その表示処理はビデオカードによって行われていますから、
かえってCPUの負担は減っているのです。
Windows Aeroをオフにすると、これまでのXP同様CPUが処理を行いますから、
CPUの負荷は増え、せっかくのビデオカードはお休みしてしまいます。

この部分に関してはWindows7も全く同じ。
せっかくのビデオカードも3D処理を行うときしか活躍していない、なんてことが無い様に、
Aeroに対応したビデオカードを搭載して、より快適なデスクトップ環境を整えてあげましょう!


Windosws7は、過去の資産が活かせるように、XP用ソフトウェアへの高い互換性を持っています。
それでも動かないソフトの為にWindows Vista同様、XP互換モードが用意されており、
さらにそれでも動作しない場合の為、新機能としてWindows XPモードが用意されています。

Windows XPモードとは、つまりはWindows7上で、Windows XPそのものを起動してしまい、
そこでXP用ソフトウェアを動作させようというものです。
見た目的には普通にXP用のソフトウェアが動作していても、
実際には内部でWindows XPが起動して、対象のソフトウェアを動かしている、と言うわけです。
しかしこの機能、CPUの仮想化技術を利用して動作するので、
この機能がCPUに搭載されていないと使用する事ができないのです!
またこのXPモードは、Windows7 ProfessionalとUltimateのみ搭載で、
Home Premiumには非搭載ですから注意してくださいね。


ここ最近登場し、一気に普及し始めたSSD。
Windows Vistaより登場が後なのですから、当然と言えば当然ですが、
XPやVistaではSSDには正式対応していません。
Windows上ではあくまで、HDDと同じものとして扱われていました。
ご存知のとおり、SSDとHDDでは、その中身はまるで別物。SSD本来の性能を発揮しているとは言えません。

しかし、Windows7ならそんな心配も無用! OS自体がSSDに対応しているので、
SSD本来の性能を発揮することが可能になっているのです。
